OGAWA CLINIC

CT検査

CT検査について

当院のCT検査は、造影剤を使用しない単純CTです。造影CTは当院では行っていません。造影CTやMRIなど、追加の検査が必要な場合は、他の医療機関での検査をご相談します。

CTの検査時間

頭部・胸部・腹部を含め、当院のCT検査の撮影時間の目安は5〜10分です。受付、着替え、検査前の説明、結果の説明などにかかる時間は別途必要です。検査内容や体調により前後する場合があります。

CT検査について

CT検査では、X線を人体に回転させながら照射し、透過してきたX線の強弱を検出器で収集して、得られたデータをコンピュータで解析・計算して、様々な画像を作成することができます。
この検査では体の輪切りの断層写真が得られ、画像処理をすることにより、色々な方向からの断層写真や3次元画像を得ることができます。
当院では80列のCTを導入しており、一度のX線照射で多断面を同時に撮影することが可能なので、息止め時間が非常に短くて済み、長く息を止めにくい方でも、体調に合わせて撮影方法を調整します。
必要な画像が得られるよう撮影条件を調整し、検査の負担に配慮します。

Head CT

頭部CT

当院では頭部CTにも対応しています。X線で頭の断面画像を撮影し、脳やその周囲、頭蓋骨の状態を調べます。頭痛や頭を打った後の症状などを診察し、検査が必要かどうかを判断します。

出血や血腫

脳内出血や、脳の周囲に血液がたまる硬膜下血腫などの確認に役立ちます。くも膜下出血を疑う場合にも用いますが、発症からの時間や出血量によって見つけにくいことがあります。

外傷・脳室の変化など

頭部打撲による変化や頭蓋骨の骨折、脳室が広がる水頭症などを評価します。腫瘍などが疑われる場合は、CT所見に応じてMRIなどで詳しく調べます。

急な脳出血では、CTによる迅速な確認が重要です

造影剤を使わない頭部CTは、新しく起きた頭蓋内の出血を見つけることに優れ、短時間で撮影できるため、救急診療の初期評価で広く使われます。出血の場所・大きさや、周囲への影響を速やかに把握する助けになります。

ただし、「出血なら常にMRIより高感度」というわけではありません。適切な撮影法のMRIは急性脳内出血をCTと同等に検出でき、微小出血や過去の出血の評価ではMRIが得意な場合があります。疑う病気、症状が始まった時刻、全身の状態に応じて検査を選びます。

CTとMRIの使い分け
急性の出血・頭部外傷
CTは速く撮影でき、出血や骨の状態を確認しやすい検査です。緊急性の判断につなげます。
微小出血・古い出血
MRIのT2*やSWIなど、出血に適した撮影法が評価に役立ちます。CTだけでは分かりにくい変化もあります。
発症早期の脳梗塞など
CTで異常がはっきりしないことがあります。MRIなどの追加検査や専門的な評価が必要です。

CTで目立つ異常がなくても、すべての頭痛・めまいの原因や脳の病気を否定できるわけではありません。症状と診察所見を合わせ、必要に応じて専門医療機関での精密検査につなげます。

突然の強い症状は、通常の外来予約を待たずに

突然の激しい頭痛、顔や手足の片側の麻痺、ろれつが回らない、意識がおかしいなどの症状があるときは、脳卒中などの可能性があります。当院でのCT予約を待たず、119番で救急要請してください。いったん症状が軽くなっても、急いで評価が必要です。

検査を受ける前に

持病・服薬・妊娠の可能性をお知らせください。ヘアピン、補聴器、取り外せる入れ歯などは、スタッフの案内に従って外します。寝台に横になり、撮影中は頭をなるべく動かさずに過ごします。食事・薬の扱いや検査の所要時間は、予約時の説明をご確認ください。

CTはX線を使うため被ばくがあります。必要性と得られる情報を検討して実施します。当院の頭部CTは造影剤を使わない単純CTです。追加の検査が必要な場合は他の医療機関での検査をご相談します。

参考情報・医学情報の確認

胸部CT

胸部CTで分かること

胸部CTは、肺や気管支、胸膜、胸の中央の縦隔などを断面画像で詳しく調べる検査です。レントゲンで重なって見えにくい部分や小さな病変について、位置、形、広がりを確認するのに役立ちます。健診で胸部レントゲンの異常を指摘されたとき、咳や息切れが続くときなどに、診察に応じて検査の必要性を判断します。[1]

肺結節・肺がんが疑われる影

肺結節は、肺に見つかる小さな影です。良性の病変や過去の炎症の跡などもあり、影が見つかっただけで肺がんと決まるわけではありません。CTで大きさ、輪郭、内部の状態、過去画像からの変化を確認し、経過観察か追加検査が必要かを検討します。CTだけで良性・悪性を確定できない場合は、専門医療機関で気管支鏡などを行うこともあります。[2][3]

肺炎・間質性肺炎・気管支の病気

胸部CTは肺炎の広がり、間質性肺炎の炎症や線維化、肺気腫、気管支拡張などの評価にも用います。画像だけで原因や治療方針を決めるものではなく、症状、血液検査、呼吸機能などと合わせて判断します。喘息など、CTの画像だけでは診断できない病気もあるため、検査の目的を確認して受けることが大切です。[1][4]

撮影の流れと準備

寝台に横になり、スタッフの案内に合わせて撮影します。肺の画像をぶれずに撮るため、短時間の息止めをお願いする場合があります。長く息を止めにくい方、横になると息苦しい方は事前にお伝えください。検査着への着替えや、撮影部位にある金属類の取り外しが必要な場合もあります。撮影時間の目安は上の「CTの検査時間」にまとめています。[1]

当院の胸部CTについて

当院では造影剤を使用しない胸部CTを行います。症状や画像の所見によって、造影CTなどの追加検査が必要になる場合は、対応する医療機関での検査をご相談します。

結果の説明と次の診療

当院では胸部CTを放射線専門医・呼吸器専門医の評価につなげ、症状や過去の検査結果と合わせて説明します。経過観察では以前の画像と比較することが役立つため、他院の画像や結果をお持ちの場合はお知らせください。画像の所見に応じ、治療、再検査、専門医療機関への紹介などを相談します。[2]

CTはX線を用いる検査です。必要性と得られる情報、被ばくを考慮して撮影します。妊娠中・妊娠の可能性がある方は検査前に必ずお知らせください。[1]

参考資料
  1. ACR/RSNA:胸部CTの患者向け説明
  2. 日本呼吸器学会:胸部X線で結節影を指摘されたとき
  3. 日本医学放射線学会:肺結節と高分解能CT・造影CT
  4. 日本呼吸器学会:特発性間質性肺炎
  5. ACR/RSNA:院外で行う造影検査の一般的な説明

腹部CT

当院では造影剤を使用しない腹部の単純CTを行います。腹部臓器や腹痛の原因を調べるために用いますが、画像だけですべての病気を判断できるわけではありません。造影CTやMRIなど追加の検査が必要な場合は、他の医療機関での検査をご相談します。

検査前の準備

CT検査は、X線を使って検査を行いますので、撮影部位にある金属類など、事前に取り除いていただき、検査着に着替えて頂きます。また、検査前に食事の制限や薬の服用など、ご協力頂くことがあります。
撮影部位に金属がある場合、服を着替えてもらったり、差し歯やアクセサリー類を外してもらう場合があります。
これは、診断により良い画像を撮影するためです。そのため、貴金属類をなるべくつけないでご来院ください。

  • 貴金属(ネックレス、ピアス等)
  • メガネ、入れ歯、ヘアピン、補聴器
  • 金属の入った下着(ブラジャー等)
  • ズボンのベルト、ファスナー
  • カイロ、エレキバン、湿布

検査前に上記の物がないかチェックさせて頂きます。
その際に上記の物は取り外して頂くか、脱いで頂くことになりますが、検査着を用意していますのでご安心ください。検査当日は、脱着しやすい服装でお越しください。

上腹部の検査は、絶食で検査することがあります。
骨盤部の撮影がある場合、30分以上排尿を控えて頂きます。

 

※ペースメーカーを装着されている患者様へ

ペースメーカーもしくはICD(埋め込み型除細動器)の本体にX線が連続的に照射されると、本体の作動に影響を及ぼすことがあります。ペースメーカーもしくはICDを装着されている患者様は、検査前にその旨をスタッフに申し出てください。また、検査を受ける際は、ペースメーカー手帳を持参するようお願いします。

※被曝について

CT検査では、人体にX線を照射するため、放射線被曝は避けられません。検査の必要性と放射線によるリスクを考慮し、目的に合わせて撮影します。また、妊娠中または妊娠の可能性がある方は、その旨をスタッフに申し出てください。

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